2010/02/22

変革型リーダーシップは、無私の心を要求するか

 Burns(1978)は、リーダーの行動として変革型リーダーシップ(Transformational Leadership)と、交流型リーダーシップ(Transactional Leadership)を定義しました。前者は「メンバーの信念に訴え、彼らの正義感を喚起し、現状を打破する情熱と能力を発揮させる」リーダーシップ、後者は「メンバーの関心に訴え、利益を提供することによって、彼らを動機づける」リーダーシップと考えられています。

 どちらが好みですか?一般的には、前者の方が理想的なリーダー、カリスマにも通じるものがあると認識され、好まれるようです。ただ、どちらも重要なリーダーの役割といわれています。

 さて、この変革型リーダーシップの4つの要素が定義されています(Bass & Avolio 1994)。Idealiazed Influence, Inspirational Motivation, Intellectual Stimulation, Individualized Consideration。適訳が見つからなかったので、次のように訳しました。「無私の心、ビジョン、知的刺激、コーチング」。とくに「無私の心」は結構いいかな。本当は、憧憬を得る、のようなことなのですが。私利私欲から自由であることは、リーダーシップに欠かせませんよね?

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