2010/05/22

自動車技術展

 1ヶ月も離れてしまっていました。この間、Power Upの翻訳をやっていたり、いくつかの案件に追われていたり、ブログに書いてはいけないことを書いてしまいそうになったので、書かずにいたというわけです。ちょうど1ヶ月、再会のよいタイミングにさせてもらいました。

 今日、「人とクルマのテクノロジー展2010」に行ってきました。自動車技術の現在を理解したいのと、影響力の法則がどのように役立てるか探りたかったのです。湾岸を飛ばしてパシフィコ横浜まで。会場に着くとさっそく来場者登録をして展示場を回ります。

 結論を言えば、おもしろかったなあ。モーターショウよりもおもしろかった。完成車メーカー、モジュールメーカー、素材メーカー、診断機メーカー、製造装置メーカーなど一同に出展していました。各社エコがテーマ。簡易型のハイブリッドなど実に興味深かったですね。モジュールメーカーと完成車メーカーで同じ製品を展示しているのは、可笑しかった。それぞれ異なる観点で自社技術を売り込んでるわけです。どちらに所属する技術なんでしょう。

 何人か、技術者の方を呼び止めてお話をうかがいました。みなさん、技術者魂を感じる方が多くて、日本の自動車まだまだいけるぞ、と感じました。印象的だったのは、ホンダの新製品のプロジェクトリーダーの方の話しぶりでした。製品に対する愛情、仕事の楽しさをお話しいただき、この会社はやはりいいぞ、と感じた次第。ついでにいえば、エコ技術の掲示が多い中、手動変速機の取り扱いがいかにスポーツカー的か、というマトリクスまで用意して、ホンダはぶっとんでいると感心しました。一方で、ある会社さんでは、「仕事が細かく分断されていて、何をやっていたかわからない」という話もうかがい、いつでもうまくいっているワケじゃないんだな、と。そうだよな、技術者みんなが挑戦しなければ!

 ともあれ、プロジェクトリーダーのリーダーシップは重要ですね。こちらが役立てそうなことも、たくさんありますよ!