2009/01/31

春節


 先日春節を迎える横浜中華街を訪れてきました。ここはさまざまなひとびとが集う街。不況を乗り越えるエネルギーも感じました。

2009/01/27

コスト削減プロジェクト

 購買チームでコスト削減プロジェクトを進めるリーダーのケース。開発や生産の現場が、思ったように協力してくれず、目標達成が危ぶまれています。このご時世、同様のご苦労は少なくないはず。もしこの方だったら、どうしましょうか?

 まず、協力を求めたい相手の立場に立ってみましょう。開発部門のマネジャーたちは、優れた技術を投入してすぐれた設計をしたいはずです。開発部門のトップは「技術革新を進めよ」「他社に先んじろ」と言っているいるはずです。部下たちは「やりがいのある仕事じゃないと、モチベーションが上がらない」などといっています。自分の専門に誇りを感じ、活かしたいはず。同時に技術革新に取り残される不安も感じているかもしれません。このような人から、予算を削減しろというのは、技術者としてのアイデンティティの危機ではないかと思います。私が開発部門の立場にいれば、抵抗します。

 ではこのようなマネジャーは、何にありがたみを感じるでしょう。私なら、まずは、自分の専門を認めてほしいかな。機械なら機械、半導体なら半導体など、技術者は専門をそれぞれもっています。その専門により所があるでしょう?それからチャレンジできる環境も。大学よりもおもしろいと思って就職したのに、同級生の方が教授になって好きな研究をしている、などというのが一番がっくりくると思います。好きな分野でチャレンジ。誰もやったことのない仕事ができるのはありがたいですね。部下からの尊敬も大事。自分の技術を次世代に繋げられたら幸せ、かな。

 そのうえで、コスト削減を進めるには、どのようなカレンシーの交換ができるでしょうか。わたしなら少なくとも、現場で何にプライドを感じているか、よく聴きたいですね。どんな仕事したいかも。この場合、聴くだけで大きなカレンシーになるかもしれません。