2010/01/28

明石康の交渉

 この人の本は読んでみたかった。ちょうど『「独裁者」との交渉術」』(集英社新書)が発売されたので、お客先からの帰りの電車で読みました。まさにInfluence without Authorityです。まず現実的。紛争回避が最大のミッションですから、そのためなら国連本部とも対決する。部分空爆も避けない。あいての懐にどんどん飛び込んでいく。ポル・ポト(本人とは直接会っていないが、側近と)、ミロシェビッチ、など独裁者にも会いに行く。欧米のメディアに非難されても。結果、彼が行くところ調停が進む。

 その中で、今日はひとつ。相手を敵とは思わないこと。敵と思ったら動かないそうです。これはInfluence without Authority「影響力の法則」第一の法則だ。私はこういう話しが大好きです。

 木村元彦氏(ジャーナリスト、「オシムの言葉」著者)のインタビューもすばらしい。まだ残りがあるので、明日の移動が楽しみ。

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