2008/06/26

ケースメソッド教授法

 今日、日本ケースセンター主催の、ケースメソッドセミナーに参加しました。
 ケースメソッドは、ケース(事例)を検討、集団で討議することを通じて、同様の場面に遭遇したときの判断能力を高めることをねらった訓練方法です。今回はハーバード大学ビジネススクール(HBS)、C. ローランド クリステンセン教育センターのウィリス・エモンズ教授によるリードで行われました。 
 討議によるアウトプットの質は、参加者同志がどれだけ影響を与えあえたかにかかっています。なぜなら、影響を与えあいながらひとりでは考えつかない新しい知見やアイデア、理解にいたるからです。オープンに影響をおよぼしあえる関係は、「学びの共同体」と呼ばれます。いかに早くこの関係を築けるかは、ケースリーダーの腕の見せ所でしょう。今日の参加者80名はモチベーションも高く、生産的なグループに近づいていると感じました。そうなると、お互いに理解が深くなるのですね。ここでも、各メンバーの観点が持ち込まれ、交換されているのです。おもしろかった。

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