2008/06/23

一目置かれるプロマネ

 この8月1日「ステークホルダーマネジメント 「影響力の法則」セミナー」が開催される予定です。プロジェクトマネジャーとしてご活躍のみなさんを対象に、プロジェクトの利害関係者(ステークホルダー)を協力者にしよう、というセミナーです。
 共催会社である株式会社プロジェクトマネジメントオフィスの好川哲人さんとの間に、プロジェクトマネジャーには日が当たらない、いいところはプロジェクトのオーナー(スポンサー)が持って行ってしまう。プロジェクトマネジャーのみなさんが周囲からもっと認められるようになったらいい、といったやりとりがありました。おそらく、プロジェクトマネジャーが認められるようなプロジェクトは、うまくいっているのではないでしょうか?メンバーの専門能力がうまく引き出され、他の関係者の必要をみたしている。逆にプロジェクトマネジャーが認められていないようなプロジェクトが、うまくいっているようには思えません。
 これをカレンシーの交換で考えるとどうでしょうか?それぞれのステークホルダーによい結果がもたらされれば、プロジェクトマネジャーは、組織内で高く評価される、というやりとりになります。そう考えると、少なくともステークホルダーにとって真に「よい結果」とは何かが定義されていることが、プロジェクトマネジャーが認められるうえで必要条件になっていることが分かります。
 ところが、これが容易ではない。先日もあるプロジェクトのリーダーが、「お客が悪い。お客たるものもっとかくがくしかじかすべきだ」と言っていました。私は彼が言うこと、よく分かるし正しいと思います。しかし、彼のお客にとって「よい結果」が何であるのか、彼が理解していないことにも、いささか胸を痛めました。みなさん、どう思われますか?

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