2010/01/16

教養の意味

 田淵秀乙さんが経営されるコンサルティング・ファーム、パスカルの設立10周年セミナーに参加しました。田淵先生は灘高、東大、通産省、マッキンゼーという秀才中の秀才。知的刺激に溢れるセミナーやコンサルティングを提供されています。10周年のセミナーも、大脳が活性化する実に面白いもので、若い方々にも大人気です。

 今回、改めて思ったことに、現実、事実を直視することの重要性があります。私たちは自分の望むように相手を見てしまう。だから、上司にも、部下にも、配偶者にも、我が子にも、自分の基準から見て欠けているところばかりが目についてしまう。しかし、客観的な事実は、別に表現されるものです。観察こそ、問題をつかみ先に進める一歩。理系出身の先生のお話から、改めて気づかされます。これは科学の心、科学的なパースペクティブですね。

 影響力をおよぼせる人の説得力は、こんなところにもあるのです。知識をカレンシーとして惜しまず使うことが大切でしょう。

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