2011/01/04

初詣

 例年、初詣は数カ所をまわります。カトリック教会の元旦のミサから始まり、千葉市花見川区の実家近くの神社など。こうしてそれぞれ参詣すると、生活と土地の繋がりを感じます。多くの神社は水害を防ぐとか、気候に恵まれるとか、農耕と結びついていると感じます。神様の怒りを鎮める意味があるのでしょう。昔も今も、農耕に従事する人は自然に対する畏怖の気持ちがあるのだと思います。企業経営者だって神仏に祈ります。早朝神社仏閣を訪ねると、必ずビジネスマンにで会います。彼らもどこかからは神仏に頼っているわけです。私は、最後は神頼みというのは実はある意味で合理的と考えています。努力はコントロールできても、結果はコントロールできません。努力でよい結果に近づけられますが、天気も景気も自分ではいかんともしがたいものです。神に祈るしかないでしょう。それでも、自分でできることがあるところは、コントロールを手放さない。結果を考えずに精進を続けるところに、実はよい結果がもたらされているのだと思います。

 最後は成田山です。お不動様(不動明王)で有名。元は平将門の霊を鎮めるために京都東寺からお不動様が遣わされた、という言い伝えを聞いています。成田山が不動明王をお借りしている貸借料を、東寺に支払っているというのは、本当でしょうか。この成田山、首都圏でも明治神宮に次ぐ参拝者があり、3が日で300万人ですから大変な人出です。私は早朝向かい、今年1年を誓う護摩修行に参列しました・・・・。これで心もすっきり、新たな気持ちになります。

 この成田山で、思わぬよい出来事が!境内で長嶋茂雄氏とすれ違いました。ミスターは千葉県佐倉市出身。そうか、成田山に来られるんですね。ミスター血色よくお元気そうでした。歩く姿はほとんど病気の後遺症を見いだすことができません。年明け早々、ミスターに会えるとは!今年はいいことありそうです。

 みなさんにも、よいお年を!

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