2010/07/10

パリ20区、僕たちのクラス

 「パリ20区、僕たちのクラス」を観てきました。第61回カンヌ国際映画祭 パルムドールの秀作です。
 
 まず、あまりにも日常的な学校の場面だけでできている映画の構成に感心しました。学校以外の場面がないんですよ。そして、ハッピーエンドでもなく、若者たちにとっての人生そのものと、教師の葛藤を、淡々と描いている。これがカンテ監督の世界観でしょうか。
 少年たちは素晴らしいパフォーマンス。クラスには大きな事件が起こるものの、1年後にはそれぞれが成長の跡を残している。教育に関わるすべての方たち、少年少女に観る価値ありと思います。

 教師と生徒の「カレンシーの交換」も見応えありです。
http://class.eiga.com/index.html

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