2010/03/01

思いきって、仲の悪い人と仕事しよう

 枕元で日経ビジネス(3月1日号)読んでいたら、「日本が環境技術で進んでいるというのは、幻想です」との三菱重工福江副社長のコメントから始まる記事が。UNEPによると、環境技術への投資額は、欧州400億ドル超、中国300億ドル超、アメリカ160億ドルにたいして、日本は中東アフリカの半分に過ぎない8億7000万ドル。欧州の2%!!に過ぎません!!あらためて現実を突きつけられると、愕然とします。
 さらに記事では、日本の環境ビジネスの凋落ぶりがこれでもかと書かれており、編集者の危機感が伝わる内容と感じます。

 ここで思うのは、日本が独自技術にこだわり、オーバークオリティとも言えるスペックの製品をつくって、世界をリードしちゃうのが、ホントにいいのかということ。身内と侃々諤々やって、高度な悟りの世界に至って、しかし悟りにまでは至らない人たちがついてこられない、ケータイなどで言われるいわゆる「ガラパゴス」にしてしまうのがいいのか!これこそ、慢心と言うのではないでしょうか。

 そもそも身内で仕事するから、多様性をいかせない。わかる人たちの論理に収斂してしまうのが、問題の根元にあるのでは?慣れ親しんだ人の考えは、思考の幅を狭めるでしょう?

 そこで、思いきって仲の悪い、あるいは仲良くなれそうもない人と組んで、仕事するように意識してみるのはどうか?新しい知識や、思わぬ発見が得られるかもしれません。ただし、人間関係を拡げるのはリスクもありますね。そんなときこそ「味方になる」と思わなければやっていけない。刺激的になるでしょうね!

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