2008/07/27

インドの衝撃=影響力の法則の衝撃 でした。私には・・・

 NHKスペシャルで、先週と今週3回にわたって「インドの衝撃」が特集されました。人も金も集まってくる様は、フリードマンが『フラット化する世界』(日本経済新聞2006)で描いたものそのもの。人口10億人ですから、迫力がありますね。
 私がもっとも衝撃を受けているのは、そのままでも鍛えられて頭の回る人たちの、コミュニケーションのすさまじいこと。先日製薬メーカーの研究開発部門でのミーティングの様子が映されていました。これが立ったままのブレーンストーミングで、どんどん結論を出していくのです。互いの見解にオープンですから、やりとりしながらどんどん新しいアイデアが出てくるのですね。それも早い。これこそ「影響力の法則」が、職場に機能しているひとつの結果です。
 それとくらべると、グループ会社になった日本の製薬会社の生産部門では、みんな姿勢を正してシーンとしていましたね。交換が少ないから、アイデアが共有されない。このままでは何もでない。アイデアがでたとしても、リーダーにこっそりささやく。それは「リーダー、あなたがひとりで責任を負ってくださいね、私は知りませんよ」といっているようなもの。リーダーが自ら首を絞めていく姿に、目が釘付けになりました。脳(能?)停止状態だなあ。心配。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

突然のコメント失礼します。
サンジーヴスィンハ氏(Mr. Sanjeev Sinha)が代表を務める、世界的なインド人起業家ネットワークの日本支部の設立イベントのご案内です。NHKスペシャルにも出演された、米国市場で初上場を果たした、さきがけてきインド人起業家のカンワル・レキ氏(Mr. Kanwal Rekhi)も来日されます。
詳細は、↓から。
http://www.tiejapan.org/0129/