今日から9月です。多くの地域で学校が始まり、新しいスタートという時ですね。朝晩はすっかり秋の気候ですし。
選挙は大方の予想通り民主党の圧勝となりました。このような大差のつく小選挙区制を導入したのは、自民党だったはず(正確には細川政権当時のこと。自民党は小選挙区に熱心だったと記憶しています。憲法改正がねらいだったんじゃなかったかな)。まさかこうなるとは思わなかったでしょう。諸行は無常なり、なんですね。
民主党は国家戦略局をつくり、各省庁に国会議員を100名以上送り込む、という大胆な行動に出そうです。やはり政権が交代したからには、行政に変わっていただかなければ意味がない、というわけでしょう。個人的には、今まで力があるのに芽が出なかった役人とか、ゴマすりが苦手で主流から外され干されてきた官僚たちが、活き活きして力を発揮することを期待しています。私は敗者復活話が好きですから。
とはいえ、これは大変なチャレンジです。最後は行政が仕事するのです。彼らを敵にまわしてしまえば、ほしい結果は得られなくなるでしょう。買収した会社の経営がうまくいかないこと、しばしばありますね。そういう親会社から派遣された経営者は、「こちらが上だ、言うことを聞け」という態度で乗り込むものです。そうすると、従業員が敵になってしまう。まずプライドの高い優秀な人が辞めてしまったりして、期待される組織のポテンシャルが下がる。同じようなことにならないといいですね。
議員のみなさんには、ぜひ影響力を発揮して、官僚をうならせ、味方につけて、効率よく政権運営してほしいものです。役所のポテンシャルを更に引き出せれば、本当の変化が起こせるでしょう。そのためには、みなさんの身を切るような努力が必要なのだと思います。
一方、3党連立も努力のしどころです。相手に無理難題を押しつけたいでしょうが、そこはいったん納めるのが大人の対応だと思います。相手に妥協させられたと感じさせれば、連立は4年続かないんじゃないかなあ。
これは、企業の買収や提携からの類推で考えられますね。
2009/09/01
2009/08/14
電気自動車
三菱自動車工業の"iMiEV"という電気自動車を試乗する機会に恵まれました。iMiEVは三菱が長年研究を続け実用化し、おそらく世界でもっとも早く量産する電気自動車です。
ベースとなっているのはiという軽自動車。しかしその乗り味は全く異なるもの。驚いたのは高級なタッチです。動力のエンジンので、振動はほとんどなし。ステアリングホイールにもエンジンの変位を感じることなし(オリジナルのiも後輪駆動ですからエンジンの振動は手に伝わらないですが)。
そしてなにより加速感のよさ。タイムラグがなく、自動車というよりもゲームセンターのマシンのようです。また音が静かなのでスピード感が少ないのです。
これでフル充電なら100キロ走るでしょう。
これだけの製品を市場に出した三菱自動車には、敬意を表します。製品としてのまとまり感は、組織的な努力の賜物でしょう。リコール問題で苦労した皆さんが、危機感からシナジーを産み出したと言えるのかもしれません。
ぜひ他社にも早く電気自動車を!と申したいです。
2009/08/02
レポート
先週は大学の前期最後の授業になりました。評価は、出席と期末レポートによります。レポートの課題は、「人生の先輩にキャリアを聞く」。今回も様々なキャリアが報告され、レポートした学生にとっても大きな学びがあったようです。
どんなレポートを書いたのか、共有できると、なおいいのですが、インタビュワーと先輩の間には守秘義務があります。レポート以上の目的には使えません。ここを調整して、大学には冊子にしていただけるよう、お願いしました。
先輩から受けてきた影響を、あらためて感じる良い機会です。みな良いレポートでしたが、なかでも良いものは、インタビューを通じて学んだことが明らかになっているものです。自分が受けてきた影響を理解していることは、インパクトがあると思いました。
これは職場でも言えるのではないでしょうか。上司や同僚、部下から受けている影響を認識している人ほど、影響力が高い気がします。一例を言えば、上司からどんな指導を受けたかを克明に思い出せる方は、部下指導も上手です。
この休暇期間に、これまで指導を受けてきた方たちのことを思い返すのはどうでしょうか。
どんなレポートを書いたのか、共有できると、なおいいのですが、インタビュワーと先輩の間には守秘義務があります。レポート以上の目的には使えません。ここを調整して、大学には冊子にしていただけるよう、お願いしました。
先輩から受けてきた影響を、あらためて感じる良い機会です。みな良いレポートでしたが、なかでも良いものは、インタビューを通じて学んだことが明らかになっているものです。自分が受けてきた影響を理解していることは、インパクトがあると思いました。
これは職場でも言えるのではないでしょうか。上司や同僚、部下から受けている影響を認識している人ほど、影響力が高い気がします。一例を言えば、上司からどんな指導を受けたかを克明に思い出せる方は、部下指導も上手です。
この休暇期間に、これまで指導を受けてきた方たちのことを思い返すのはどうでしょうか。
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