2010/01/01

明けましておめでとうございます

 新年を迎えました。家族と共に雑煮におせちをいただき、日本の正月の穏やかなスタートを切りました。

 一方世間の現実は厳しく、今年は一層の厳しい環境におかれるものと思われます。いただいた年賀状からもそれが感じられました。

 昨日、昨年最後の日本経済新聞「経済教室」は、田中直毅氏による「ドラッカーと経営 09年逆境を越えて(下)」でした(上は神戸大学の加護野教授筆)。氏の提言は「プロ活躍の場を広げよ」です。ここで言うプロとは需要側(受給者側)の満足度を第一に行動することを指します。
 なに、難しいことではないじゃないか、と考えがちですが、現実にはサービスの受託者(請け負い側)には組織に対する忠実義務があり、顧客の利益と相反することがしばしばです。規制緩和、受託者責任の厳格化のなか、さらには顧客層が新興国にシフトするなか、新しい顧客の満足を得られるだけの価値を創造するには、経営資源の効率的配置と、人材の多様化が不可欠になる、というのが氏の論点です。しかし、経営者は新しいプロ集団の活用、組織の多様性の活かし方を模索している段階であると。

 影響力の法則が組織に機能すれば、この問題への有効な処方となります。

 今年も「影響力の法則」でお役にたてるよう、努めて参ります。みなさまに生かしていただけることに感謝しております。

 寅年の2010年。協力してよい年にしていきましょう!

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