2009/12/18

企業研究

 再び就職氷河期に突入しています。学生はあたふたし、企業研究と自己分析に時間を費やしています。あせるほど、何をしていいかわからない。とりあえずウェブサイトをさまよっている。そんな感じの学生もいるでしょう。
 私は就職活動のため学業がおろそかになっている現状を、憂いています。学校の勉強など役に立たない、といえばその通りかもしれません。しかし何かに打ち込む機会を失っているのは、若者にとって望ましくない。社会全体で現状の打破を考えていきたいところです。

 その企業研究ですが、あまり熱心に時間を費やすのはいかがなものでしょう。卒業生に会うとかそれ自体は結構ですが、自分が採用担当者なら必ずしも好ましく感じないと思います。なぜなら、1相手を研究するのは相手を選べる状況においてであるが、現状は選べる状況にない 2情報を丹念に集めるのは、やり過ぎるとリスク回避になってしまう。

 このご時世、リスクを避ける態度は好まれないんじゃないか。それより自分を使ってください、なんでもします、という姿勢こそ相手が求めるところだろうと感じます。そういう若者は採用されたことに感謝し、パフォーマンスを発揮する、と企業サイドは受け止めるに違いありません。ここにもレシプロシティが働いています。

 いずれにせよ、学生の未来をみんなで応援しましょう!

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