2008/11/23

今週の篤姫

 NHK大河ドラマ「篤姫」は、いよいよ江戸城開城の一回前になりました。主人公天璋院(篤姫)は、薩摩による総攻撃から江戸城と徳川慶喜を守るために、京都に手を回します。ところが頼みの近衛家は協力してくれない。そこにかつて天璋院の付き人だった幾島が助け船を出し、官軍の参謀西郷隆盛との間の調停役を買って出ます。篤姫からのメッセージを幾島がもってくる。なんという大きなカレンシーだったか。これには、西郷も心を動かされます。しかし、西郷は国政改革の使命感を抱く西郷は心を鬼にして申し出を拒否するのです。
 この場面、相手の状況によってはカレンシーの交換が難しくなることを示しています。本人はできることなら恩返ししたい。でも、状況がそれを許さない。本人は板挟みの状態です。この板挟みの苦しみを理解すると、相手を助ける手(カレンシー)のヒントが見つかるかもしれません。来週は西郷が尊敬する薩摩の殿様の手紙を持ち出すようですが、どう役立つのか・・・

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